当社ホームページ上に掲載しておりました特殊技術の超高周波焼入れですが
この度、『μ(マイクロ)高周波』と新たに処理名をつけさせて頂き、皆様に新技術のご紹介をさせて頂きたいと思います。
すでに超高周波焼入れの際に紹介させていただいておりますが、小径部品(φ4、φ3)への極浅表層焼き入れ技術であります。
従来であればこのサイズの製品は全焼入れか浸炭焼入れ等が主流でありましたが、これですとひずみの発生が否めません。
また、既存の高周波焼入れ装置ではこのサイズの対応が困難でありました。
当社の開発しましたμ(マイクロ)高周波では、小径部品に対して必要な部分、表層面だけへの焼入れが可能であります。
これにより歪に対して有利であると同時に、芯部は焼きが入っておりませんんので靭性にも優位であります。
また、高周波での急速加熱なのでエネルギー効率が良く、CO2の排出量も少ない環境にやさしい処理であります。
小径部品の熱処理でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
【現段階での実績】
φ4 S45C材 / 表面硬度:HV700以上 硬化層:0.3-0.5
φ3 SUJ2材 / 表面硬度:HV700以上 硬化層:0.3-0.5
(特許取得済み 特許No4444162)